なんだかんだで健康な若い身体は社会の役に立ちますの。
どうせどうしようもない身体ならば
オタクの皆様、優雅に独身貴族を楽しんでいらっしゃいますでしょうか!!
ちょっとムカつくかも知れませんが、あなたは一般的な社会のレールに乗っているかどうかといえば外れてる側かと思いますし、おおむね自覚もされているかと思います(酷)。
特に結婚して子供産まれて家建ててみたいな“普通の生活”は人生3周しても届かないレベルで無縁かと思います。ああ、無情!
でもですね、そういう「健康で生活も比較的クリーンだけどモテない、でもお金はそこそこな生活」の人って、結構社会にとって役に立つ場面があるんですよ。
なので「リア充(死語?)」とかスクールカースト上位のキラキラした人にはできない芸当をして、普通の連中よりカッコよく過ごせる場面に積極的に参画してみるのはいかがでしょう。という半分ネタ記事のようなものです。
消費活動
わかりやすいのが消費活動。いわゆるオタ活というものですね。
矢野経済研究所のレポートによると、オタクを自認する男女10,000人へのアンケートにおける年間平均消費金額は52,419円だそうです。
また、オタクを自認する分野に対する1年間の消費金額について、10,000円から50,000円未満と回答した人が最も多く、一人当たりの年間平均消費金額(26分野全体)は52,419円(0円と回答した人を含む集計)であった。
(「オタク」に関する消費者アンケート調査を実施(2022年) より引用)
ここでいやいやそんなもんじゃないよもっと消費してるよウチは!と思ったそこの貴方!それでいいんです。これはアンケートなので平均に寄りますから、あなたのような分布全体から見たら飛び出ているサンプルはそれはそれで良いのです。
さて、一方で、「非オタ」のひとについて同じ様に消費金額の分析を走らせてみたデータが総務省のページにありまして、以下のような情報が得られました。この記事の趣旨から考えて、便宜上「単身世帯」とした場合になります。
【教養娯楽費の年間平均金額】
- 男性: 19,910[円]
- 女性: 18,101[円]
(総務省 家計調査 家計収支編 単身世帯(2022年) より引用)
…ということは、非オタは趣味に年間20,000円なのに対してオタクは年間50,000円。平たく言えばオタクは一般人の2倍趣味にカネをつぎ込むってことが予想されます。
てことは生きてるだけで一般人の2倍経済を回すんですよ。2倍って少子化が進む日本だとかなりデカいので、オタクの皆様、自信のオタ活をなんと言われようとその行動に誇りをもつべきです。あんたは正しい!
献血
さて、オタ活は想像しやすかったですが、もっともっと身近に、かつ最低限の努力でオタクが身一つの社会貢献をできるものがあります。それが献血です。
献血って実は「できる人」の要件が細かく決められていて、たくさんある中から身近なところを抜粋すると、
- 当日の体調不良がないこと
- 歯科治療を受けていないこと
- 過去6ヶ月間にピアスの穴をあけた・つけていないこと
- 過去6ヶ月間に入れ墨をいれていないこと
- 妊娠中・授乳中でないこと
- 過去6ヶ月間に不特定の異性または新たな異性(同性も)との性的接触がないこと
(献血をご遠慮頂く場合 | 日本赤十字社 より引用)
はい、いかがでしょう。普通の非モテオタクなら何をどうやっても抵触しようがないですね(暴言)。
血液は2023年現在でも複製ができないため献血を頼る必要があります。清潔な血液でないと使うことができないため、上記以外にもかなり細かい要件が定められているのですね。
で、非モテオタクは普通に生活しているだけでそこらへんの要件の半分くらいを勝手にクリアするので、結果的に献血しやすい身体になります。
他にも体重の制限もあるんですがどーせアラサーで「なんもしてないのに太らないわ」みたいなのは終わってきてると思いますので、その点も特に気にする必要はないでしょう。
というわけで献血、おすすめです。結構色んなところに献血車が停まっていますし。終わったら粗品ももらえます。
自分の血液型によっては社会的に希少なこともあり、その場合社会貢献ポイントも高いです。自分の血液がSRとか面白いじゃないですか。
治験
最後におすすめしたいのが治験のボランティア。
治験というとなんかよくわからない恐ろしいバイトを想像しますがそれは都市伝説で、実際には、
- GCP(Good Clinical Practice)という国際標準を守る
- インフォームド・コンセント(患者への説明と同意)を果たすこと
等たくさんのルールで管理されています。
で、この治験推進のための業務を病院とか国が全部やるととてつもなく膨大な業務になってしまいこなせないので、一般に、その支援事業を行う会社や機関が存在しています。
治験は、製薬会社の依頼により医療機関で行われますが、製薬会社にかわって開発業務を行うCROや、医療機関の治験業務を支援するSMO、第三者的な立場から治験を審査するIRB等、様々な機関が係りながら進められていきます。
(SMOの役割と主な業務 | 日本SMO協会 より引用)
それで!話を本題に戻すと、非モテ独身オタクのフットワークでも行える軽いものだと、皮膚に関する新薬…要するにニキビの薬の治験モニター(=肌に塗るだけの臨床試験)なんかがあります。
なぜいきなりニキビの薬を進めたか。それはオタクの肌ってなんか汚いからです(暴言2回め)。
ニキビの薬の治験ボランティアってことはニキビに効くのかどうか調べる必要があるわけですよ。てことはニキビがある肌が必要なんですよ。じゃあもうオタクは使えそうじゃないですか(暴言3回め)。
治験のプラスの副作用として、「実際に治る」というのがあります。基本的に薬代・検査費はかからないので願ったり叶ったりですし、提供する会社は試験結果が得られるので、Win-Winですね。
ちなみにここまで書いているように、治験は「ボランティア」であり原則として無償なんですが、協力費(負担軽減費)としてお金を受け取ることもあります。交通費支給とかそういうレベルで考えて貰えればOKです。
むすび
以上、非モテ独身オタクだって、生きてるだけで社会にプラスになっているのだ!という話でした(?)
オタ活以外は能動的に動かないと行けないんですが、実際のところだらしない生活をすこし綺麗に持っていくきっかけになればそれは良いことです。
それに、非モテ独身オタクの血液やら臨床試験結果がリア充の明日に繋がってるって思ったら少し痛快じゃないですか(性格悪い)。 てことで少し検討してみてはいかがでしょうか!