頑健!丈夫!断熱!のタカラスタンダードをおすすめする記事です。
浴室リフォームのお悩みに対する斜め上の回答をする記事です
きっと浴室リフォームしたいなーとか浴室リフォームするならどのメーカーかなーとお考えになっているかと思います。
こんな時、スペック的な比較をしてもよくわからないことが多いので、本記事では徹底的にタカラスタンダードがすごいという変なオタク目線での話を展開していこうと思います。
要所要所他メーカーとの比較もしていきますので、気が楽に読んでみてください。
パワフル系設備メーカータカラスタンダード
浴室リフォームをする場合、だいたい元々入っているお風呂を壊して、ユニットバスを新たに設置するという流れになると思います。
このとき、「これらのメーカーがありますよ」と主に以下の当たりのカタログを見せられるかと思います。
- LIXIL
- TOTO
- クリナップ
- パナソニック
- タカラスタンダード
でもですね、「お風呂としての機能」および「掃除のしやすさ」で言えば、正直各社横並びなんですよ。
実際のところ、お風呂なんてお湯を貯める浴槽があって、シャワーが出てきて、床が冷たくなければ十分用事を果たせるわけじゃないですか。
なので各社いろんなオプションをつけてくるわけなんですが、冷静に考えると無きゃないで全く問題がないものばっかりで混乱してくるのですよね。
そんななかひときわ異彩を放っているのがタカラスタンダードなんです。この会社だけは「横並び」になりえません。
それはなぜか?順番に見ていきましょう。
内部の壁がホーローなのでとにかく汚れない
タカラスタンダードといえばホーローという素材で非常に有名です。
ホーローとは、鉄にガラスを高温で焼き付けた素材のことで、「鉄に」とある通り鉄の頑丈さに「ガラス」の汚れにくさを複合させたいい感じのものになっています。
琺瑯(ほうろう) とは?
さび止めや装飾のために金属器の表面に焼き付ける不透明なガラス質の釉 (うわぐすり) 。また、それを焼きつけた金属器。
(琺瑯(ほうろう)とは? 意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書 より引用)
そう、ホーローは汚れにめっぽう強いんです。具体的にはガラス質のお陰で皮脂(油分)とカビが全く付着しません。ショールームだと油性マジックで落書きしてシャワーのお湯で落とすパフォーマンスを見られるかと思います(参考)。
こちらはなんの画像かよくわかりませんが、うちの浴室の壁です。割とほったらかしてますが、水垢がちょっとあるくらいでぴかぴか。
さすがに水垢は原理的にミネラル分の付着なのでついてしまいますが、おおむねこれくらいのレベルは保てます。
ちなみに他社だと、カタログやWebサイトを見てもそもそも壁面に対して目立つ言及がないんですよね。となるとスペック的には平凡なFRP(プラスチック)に高々コーティングをしているか何かだと思います。しかし、これでは皮脂汚れとそこからくるカビへの対策が十分でないように思えます。
ということで、わざわざうちの風呂の壁は凄いぜ!!って主張してくるタカラスタンダードは変態…じゃなかった、それだけ壁面一つとっても技術に余念がないといえるでしょう。
そうそう、元が鉄なのでマグネットでくっつける系のバスグッズは全部つかえますよ。
床が磁器タイルなのであたたかくて汚れに強い
ここも個人的タカラスタンダード変態ポイントなんですが、キープクリーンフロアという磁器タイルの床面をセレクトできます。
こちらの床なんですが、さきほどの壁みたいな特徴をもっていて、
- 皮脂汚れが極端につきにくい
- なかなかカビない
- 保温する
という特徴があります。
いつもの油性ペンを洗い流すパフォーマンスでおなじみ皮脂汚れへの強さのほか、個人的に一番推したいポイントは床がギザギザ凸凹した網目になってないので汚れが詰まりにくいというところ。
一方、他社を見てみると、床はFRP(プラスチック)であり、形もすべて格子状の模様になっています(以下はイメージ)。
それでは床の網目に汚れがつっかえる特徴を根本的に解決できていないんですよね。これを脱するには上級モデルしかなかったり、現実的な解決策ではありません。
タカラスタンダードのキープクリーンフロアはオプション扱いなので中級モデルでも適用できます。
また、タイルなのでお湯をかけたら蓄熱する他、床冷えしないように保温材(発泡ウレタン)が挟まっています。
「磁器タイルって冷たいのでは?」と思うかも知れませんが、体感そんなことはありませんでした。
(キープクリーンフロア | タカラスタンダード より引用)
このほか、磁器タイル故にやっぱり頑丈で、ショールームに行くと「ブラシでゴシゴシしても傷つかないよパフォーマンス」を見せられる程度には丈夫です。
他社のバスルームの床はだいたいFRP(プラスチック)製なので、ブラシやスポンジの研磨面を使うと一瞬で傷が付きます。そしてそこから汚れが付着する…という図式があるわけで、タカラスタンダードは素材の頑丈さで殴るというパワフルな解決策でこれを解消しています。
ここまで壁が頑丈なので汚れがつかないとか床が頑丈なので汚れがつかないとか、「コーティングしております」的な小賢しさを一切感じない素材パワ–100%のパワフル設備メーカーとして認知できているかと思いますが、せっかくなのでもっと面白いものを紹介しましょう。
浴室が金属フレームで補強されている
素材パワー系設備メーカーの極めつけなんですが、浴室全体が金属フレームで構造されています。
毎日の入浴を心からリラックスしていただくために、タカラは見えない部分の構造にもこだわります。
頑丈なフレーム構造の架台が、浴室全体をしっかり支え、地震の揺れにも負けない、強い浴室になりました。
というわけで、金属フレームによる構造ができているので震度6強相当の揺れにも負けない、とんでもなく地震に強いお風呂ができあがりました。…えっ?
なんで風呂にその機能搭載してんねんってツッコミを入れたくなるかもしれませんが、実はこれ、大きな地震が来たときの安全地帯として機能する場所を家の中に確実に作るということにもつながります。
お風呂はどんな家にも一般的にあるほか、通常、浴室に大きいものや落下するものはありませんので、つまり浴室を頑丈に作っていれば、そこに逃げ込めば安全…という、地震大国ならでは設計センスが光る機能となっています。
ちなみにこの構造、めちゃくちゃ重いので施工が大変(特に2Fに浴室がある間取り)だとか。浴室リフォームを依頼する側からしたらどうでもいいんですけどね。
むすび
ということで、「地震に強い構造、汚れや衝撃にめっぽう強い壁と床」がタカラスタンダードの他の追随を許さない特長であるというお話でした。
そのほか、人造大理石製の浴槽やカウンターなど細かいところはありますが、そういう部分では正直他社との大きな差はないので説明を省略します。気になりましたら個別のリンクをご覧になってください。
ここまで話して、タカラスタンダードが良さそうだがリフォームをどこから手を付ければいいんだ、という話ですが、ネット時代は地元のお店ひとつだけに話をするより一括リフォームの申し込みをとったほうがお得に済む場合が多いです。モノが一緒なので施工を丁寧に安くやってくれるところを選ぶ方が絶対に良いですよね。
浴室特化のリフォームの業者も存在する ので、私がやるとしたらそのあたりに話をきいてみると思います。