そういえば当事者だったのでメンヘラの維持費の話をしてみますの。
精神科医療ってお金かかるの?
プロフィールにも書いてありますとおり、私は「双極性障害II型」という精神病の診断をもらっております。
よく知られるうつ病に非常に似ていて、食事や趣味に対する活力の現象や不眠といった抑鬱(よくうつ)症状が出たり、あるいは不自然なくらい元気になったり(躁/浪費、短眠でも活動できる)を繰り返す病気です。躁と鬱を一定周期で繰り返せばI型、鬱が多めかつ不定期に躁状態になる場合はII型に分類されるそうです。
さて、今の私は薬で症状を抑え込めているのでなんとかまったりブログとか書ける程度の元気なのですが、つまり結構な維持費がかかります。その内訳について紹介しましょう。これといってなにかの役に立つわけではないので、話の種程度に。
精神病になるとお金がかかるよ
結論、月8,500円くらい持っていかれます。あくまで私の場合ですが。
臨床診療の代金
見出しはつまり病院に行って先生と相談するのにかかるお金です。精神科医療って原理が不明なところがまだまだ多く、薬も対症療法的に使うしかないのですが、その対症療法をするにあたっての現在の症状や状況を明確にするステップです。
これが1回1,400円ほどかかります。これを1週間に1回なので病院に行くだけで月間5,600円+交通費かかります。うーん、計算してみると気が滅入る重さ。
もちろん、通院は次回の処方を決定するために包み隠さず現在の話をする大事なことなのですが、わりと5分くらいで終わるのにしっかり取られるから素人的には釈然としません。
処方薬の代金
さて、これだけでは終わらないのでもう少しお話しなければなりません。
他の病院、例えば整形外科とか内科にかかった人ならおわかりの通り、この手の診療には「処方薬」というものがかかせません。近くの処方薬局に処方箋を持って行って、対応する薬をもらう過程ですね。
これが大体700円。安いんですが、1ヶ月分だと掛ける4して、1ヶ月あたり2,800円処方薬にかかります。保険がなかったら致命傷でした。
以上から、2800 + 5600 で1ヶ月8,400円かかるといえます。プラス交通費とかガソリン代なので実際はもうちょっと上乗せされると思います。
対処法: 固定費を減らす
さて、このまま指くわえて8,400円追加された家計簿を黙ってみてるかっていうとそれは嫌ですよね。だって健常者の人はこんなもの負担しなくてもいきいき過ごせているんですから。
そこで提案される、および私がやっているのは固定費を見直すこと。固定費というのは何もしなくても課金されるお金のことです。インターネット代とか、電気代とか。
簡単に圧縮が効く固定費の一つにスマホ代が挙げられます。これは本当に簡単に減らせるので、ここにテコをいれて、膨らんだ医療費のぶんを回収しましょう。
参考として、MMD研究所の2022年9月に公表した実態調査によると、ドコモ、au、ソフトバンクの代表的な3つの利用者において、スマホ代の平均がなんと9,526円。あまりにも、あまりにも高い!
先程医療に8,600円かかるとお話しましたが、ではこの通信費を9526 - 8600 = 約1,000円くらいに圧縮できたら最高じゃないですか。医療費がまるっと当てはまるので、いくらか気が楽になります。
LIBMOを使おう
そこで私が使っているのが「LIBMO
」。いわゆる格安SIMというやつです。これの良いところは
- 使いたい分だけ必要に応じてデータ通信料(いわゆるギガ)を買えば良いので、「余して通信料を無駄遣いする」がない
- オートチャージがあるので、データを使い果たしていきなり通信が切れる心配はない
このため、大手キャリアの通常回線のような*なんでこんなに高いのかわからんという料金プランの複雑さを抜きに、単純にデータの分だけ買うという方法を取ることができます。
私の場合データは3GB都度購入, 電話は従量課金という設定にして、フリーWiFiも駆使してデータ通信を押さえ、結果として1ヶ月弱持っています。
LIBMO
のデータ3GBは980円ですから、先程書いた様に通信料を医療費分確保できるようにまるっと削減できたといえます。いやほんとこれやらないと大変でしたよ。
むすび
以上、精神科にかかってる人の医療費の話と、その対策としての格安SIMの提案でした。
外科とか歯科でもずっと通ってて医療費が高いわ!っていう方いらっしゃると思うんですよね。そんな人への一助となりましたら幸いです。