何事も数字と根拠を持って対策するのが良いですの。
臭いオタクの臭さが数字になってない問題
これまで、いろんな形で「自分でできる臭いオタク対策」みたいなのを紹介してきました。
体臭の方面からのアプローチとか、
服の臭いかもしれない、という気付きからの対策とか、
でもね、冷静に考えてみたんですよ。本当に臭いのかどうか判定できてないって。
世の中、問題の解決というのは「何が問題か」「問題の大きさの程度」を把握してから手の打ち方を決めていくわけじゃないですか。
やみくもにあれがいいこれがいいって定性的な対策ばっかりしていては、本質的な解決ができないんですよ!
…となんかかっこいいこと言いましたが、要するに現在の体臭がどの程度か評価してみようという話です。ひょっとしたら考え過ぎであれば、それはそれで悪くない結果ですからね。
臭い評価キットという存在
そんなこと言っても自分の体臭がヤバいのかヤバくないのかどうやって把握するのか、という疑問が枠と思いますが、
世の中広いですね、自宅でできる体臭測定キット『odorate』 なるものが存在します。
胡散臭いやり方だったらいけませんので、ちゃんと中身をチェックしてみましょう。
Tシャツを着て測定する
一番ベーシックな体臭測定キット「odorate」は上半身全体の体臭を測定するキットなのですが、
測定方法が独特というか「それでいいんだ」と思わせられる仕組みになっています。
というのもTシャツを1日着てレターパックで送り返すだけというシステム。被験者(?)としてはかなり気楽です。
終わったら待つだけ。とても簡単ですね。
分析機による体臭評価とフィードバック
送り返したTシャツを分析機にかけて成分分析・印象評価によって化学的に臭い成分の強さと傾向の分布を明確にします。
イメージとしては、「Tシャツに染み付いた臭いを機械の目線で理解する」といった感じですかね。
臭いって人間の感性で酸っぱい臭いとか甘い匂いとか印象を語ることはできますが、こんにちの科学ではこれらを機械で分析にかけて傾向を数字に出すということができます。
調味料で例えるなら、「ちょっと」ではなく「小さじ1杯」と誰でも分かる形にして表す感じです。これなら測定キットを購入した我々が見ても納得する形で測定結果を確認することができるわけですね。
ちょうどこんな感じのレポートが届くそうです。臭いの分析だけでここまで詳細にまとめたものを個人が受け取れる…というのは他に類を見ません。
化学分析討論会での発表、一般社団法人SEAの採択
検査が簡単なのはわかった、でも大丈夫かって話ですよね。
この手のニオイケアって基本的に化粧品にが多いのですが、本当に効いてるのかよくわからんものが少なくなくて、
たとえばこの間紹介しましたDOTDっていうデオドラントスプレーは実験的に効果を実証しているのでともかく、この手の評価ツールって胡散臭いものが多いですから、運営が変なところではないことをはっきりさせておきましょう。
運営会社のオドレート株式会社 は埼玉県和光市の理研インキュベーションプラザ(理化学研究所の敷地内)に居を構えるベンチャー企業です。この時点で生半可な怪しい会社ではオフィスを立てられないと思われるのですが、この他にも
- 分析化学討論会のでの発表
- 一般社団法人SEA(社会起業家の支援をする法人)の支援プログラムに採択
とちゃんとしたベンチャー企業じゃないとできない実績があります。
ヤバいところだと例えば会社の実態や創業者の正体がよくわからないということがザラにあるのですが、全くそうではないどころか誠実という意味ですね。測定キットも曖昧さを一切省いた数値の分析ですから、デタラメをする余地が少ないこともわかります。
誰にも相談しなくて良い
odorateの測定キットの一番強力なところは誰にも相談せずに、客観的な分析とケア方法を得られるところではないでしょうか。
この手のコンプレックス的なものって、いくらプロの医者が相手でも相談しに行くのって憚れるんですよね。
挙句の果てに「気の持ちようです」なんてなったら恥をかくだけで終わっちゃうわけですし。
特にオタクなんてコミュ障なんですから病院なんてやってらんないしめんどくさすぎるでしょう?(偏見) だから薦めてみているという背景もございます。odorateならTシャツ着るだけですのでかなりハードルが低いです。
むすび
というわけで、スタート地点といったら大げさですが、どっちを向いてニオイケアしていけばいいんだろう?という拠り所として、そして国内唯一の、数値で体臭の傾向を明確にする手段としてodorateの測定キットを紹介してみました。
「もしかして?」がずっと気になっているけどどう行動していいのかわからない人に特におすすめです。ただの不要な心配だったらそれはそれで安心ができることですし、なにか分かれば次の1歩を踏み出せますので、どう転がっても怖くありませんし。