ニッチ狙いで甘い汁を吸いましょう、ですの
ネット回線多すぎ問題
仕事などで新居に移り住んで、新生活が開始だ!となったときについて回るのがインターネット回線を用意しないといけないという問題。
スマホの回線でもいいんですがアレはギガ制限食らって身動きが取れなくなりますので、やっぱり無制限に使える光回線が欲しくなるわけです。
![](http://dokuiri.com/wp-content/uploads/2023/07/fukidashi-300x300.jpg)
そんな中で、星の数ほどある光回線の中から適切なものを選択する方法について今回書いてみます。
有名所のネット回線を選んでは行けない
そうなるとどうやって適切なネット回線を選べばよいか?という話になりますが、実はちょっと調べたら出てくる有名所の高速ネット回線は選ばないほうが良いかも知れません。
その理由を以下で解説します。
「光ファイバーを引く工事」とは
一般にネット回線を引くと、「光回線の工事」というものを行う必要があります。
このとき、ネット回線の仕組みとして、新規に契約したときに工事で遠くから光ファイバーをぴーっと引いているわけがありません。
ではどうしているかといえば、電柱の電線、つまり電気の配送と一緒で予め電柱のなかにある光ファイバーを使って、各家庭が使っているデータが全部一緒にやってきて配分されるという転送の仕方をとっています。
なので、回線工事は電線からご自宅までの短い区間について光ファイバーを開通しているわけですね。
光ファイバーケーブルは電話線などと一緒に電線の中を通っており、電柱を経由して建物へと引き込まれます。つまりほとんどの場合、電柱まではケーブルが来ているのです。
光ファイバーケーブルは電線と電柱を通って各家庭に引き込まれている
(光回線の「工事」について知ろう!回線の仕組みと工事の方法を説明します | エンジョイ!マガジン より引用)
それがネット回線業者の選択となんの関係があるか?ポイントは電柱から向こう側にあります。
有名所のネット回線は混む ①回線の混雑
簡単に言うと電柱から向こう側が混みまくるということが発生します。
少し前に、高速回線で有名なNURO光が異様な速度低下を起こして、SNS上で大ブーイングの嵐になったことがあります。
これなんでかっていうと、NURO光自体の品質が良くなかったのに加えて、ユーザーが多くて混んでたからです。 とっても大まかな図を出すとこんな感じで、
真ん中の太い線が電柱の向こう側、細い線が電柱のあたり、だと思っていただいて、ちゃんと使えている状態っていうのはここを流れるデータの量が「それなりにさばける量」なんですね。「伝送容量」が足りている状態とも言います。
シンプルにこいつがごちゃごちゃすると当然遅くなります。特にマンションやアパートの光ファイバー(特に入居後即使い放題をうたっているところ)はここがどん詰まりしてインターネットの動作がとても重たくなります。YouTubeの動画がななかなか読み込めないとかそんな形で現れてきます。
有名所のネット回線は混む ②サーバーの混雑
さて、データはどうやってやりとりしているかというと、回線業者の「サーバー」とよばれる中央コンピューターに送られたり、あるいは送ってもらったりしています。このとき、「終端装置」と呼ばれる中継機械を通しています。
…ということは、終端装置が混んだらやっぱり遅くなりますし、使っている人が必ず全員サーバーに行くってことはサーバーの品質が悪かったらやっぱりやっぱり遅くなります。
以上のことをまとめると、ネット回線を適当に契約してしまうと、以下の2点の理由によって、とても遅いインターネット回線をつかまされることになります。
- 近所で光回線がたくさん使われていて、回線または終端装置が混む
- サーバーの性能が悪くて、地域でインターネット回線を使っている人が多くなくても動きが鈍くなる
インターネット回線の選び方
というのを踏まえて、じゃあどこにすればいいんだよ!って話ですが、その問題点の裏返しをすればよいのです。
人口密度が低い
単純に人口密度が低い=全国に契約者が大勢いない業者を選べば、先に述べた不安点を払拭することができるはずです。
人口密度が低いというのがどういうことを意味するかと言うと、
- 光回線の業者が被らないので、回線や終端装置で渋滞を起こす恐れがない
- サーバーに大量のデータがやってきてパンクする恐れがない
ということです。
では人口密度が低くて済みそうな光回線の業者はどうすればよいか。全国区でない地域で展開している業者を選べばよいのです。 全国区だと1億人を相手に商売していると思いますが、地域展開の業者であればその数も自ずと減ります。
仮に同じような性能のサーバーや回線で運用していたとして、使う人間が少ない可能性が高いのは地方の業者ですから、混雑的にも先の問題点を回避しやすいといえます。
![](http://dokuiri.com/wp-content/uploads/2023/07/fukidashi-300x300.jpg)
中部・東海ならコミュファ光がよさそう
最後に具体的な業者の話に移りましょう。
これ私が契約して使っているので断言できるんですが、中部または東海地域ならコミュファ光がとてもよいです。
- 中部・東海のみで展開している
- eスポーツ向けの超高速回線も別途展開している
- キャンペーンが基本的に大盤振る舞い(のちほど述べます)
コミュファ光の商圏
コミュファ光は「中部テレコミュニケーション」という会社が運営するインターネットサービスです。
1986年から事業を開始しており、ずーっと伝送サービスに関連する業務を扱う、そこそこ息の長い会社です。
そして最大の特徴は商圏が中部と東海(岐阜、長野、静岡、愛知、三重)に限られていること。今回お話するインターネット回線契約もまた、営業範囲がその辺りに限られているようです。
![](http://dokuiri.com/wp-content/uploads/2023/07/fukidashi-300x300.jpg)
具体的な数字で見てみましょう。現在中部テレコミュニケーションが展開しているインターネット回線契約の契約者数ですが、おおよそ100万人を超える程度と記載があります。
個⼈向け光インターネットサービス「コミュファ光」の契約回線数は順調に伸び続け、100万回線に達するまで成⻑。東海圏の⾼速インターネットインフラを⽀え続けています。
(ctc早わかり より引用)
では、例として光回線最大手のひとつであるNTT東日本をみてみます。
こちらの発表資料によると、2022年9月末現在でフレッツ光契約数が13,280,000件だそうです。桁が違った…。
もちろんNTT東日本にはこれだけの通信料を捌く能力があるのでひとくちには言えませんが、地方と全国でこれくらいユーザー数に差がある、ということは回線の使用率的にコミュファ光は穴場ではないか?というふうに考えられます。
eスポーツ向けの超高速回線がある
これまたコミュファ光が地方の光回線業者として特異なところなのですが、eスポーツに耐えうる超高速回線が提供されています。
通常のコミュファ光の通信速度は「1Gbps」という単位なのですが、こちらは「10Gbps」。
![](http://dokuiri.com/wp-content/uploads/2023/07/fukidashi-300x300.jpg)
性能上概ね10倍の回線速度を得られるプランがあるということですので、オンラインゲームなど高速応答が必要な場面でもコミュファ光はおすすめできると言えます。先程の「回線の混雑」も踏まえると相当に安定しているといえるのではないでしょうか。
キャンペーンが大盤振る舞い
そして最後のこの話を。地方の業者にしては本当に大盤振る舞いな回線契約キャンペーンを展開しています。
- 71,000円相当の特典
そんなうまい話があるかっ!って思いますよね。私も思います。
でも実際書いてあるのでその通りなんですよね。公式ページからとんでも上手く見つからないはずなので、上記のリンクから特に魅力的なものを選ぶとよいと思います。
ちなみに私はNintendo Switchをもらいました。Switchの市場在庫に関係なくなぜか速やかに送られてくるので結構愉快でした。
むすび
長々と書いてしまいましたが、混雑度やプラン、キャンペーン、総合的に考えて中部東海住まいにはコミュファ光がいいぞ!という話でした。
私の住んでいる地域的にこういう方向性になってしまいましたが、途中から段落を分けたら北海道や東北、西日本に九州で同じような地方の業者さんがヒットするかも知れませんね。調べてみると良いかも知れません。