カレーパンも奥が深いですの。
地方民の「すごいカレーパン」事情
私は東海に住んでいるわけですが、いかがですか、大きな地方都市をことごとく外した絶妙な田舎にお住まいのそこのあなた。
あらゆるネットの話題は東京を中心として成り立っているところがあるので、いくらインターネットが発達した時代だからって、結局東京に出かけないと手に入らないグッズやグルメ、エンタメ事情についてはついていけなくて歯がゆいことでしょう。
それは例えば私の好物である「カレーパン」についても同じことが言えるのでした。というわけで検索で偶然たどり着いたである同じ地方在住カレーパン好きの貴方に!なんとか役立つ情報を共有できればなと思います。
すごいカレーパンなんかない
まず地方民の知るカレーパンというのはパン屋とコンビニと高々コメダです。
たとえば、セブンイレブンは最近なかなか良い感じのカレーパンを出してきました。
揚げて日が経っていないのでサクサク感が強く、カレーフィリングも適当なペーストなんかではなく、具材の香りを感じる、コンビニチェーンとしての力強い商品開発力を感じる逸品でございます。
さらに、趣向は代わりますが、一部の地方としてあればコメダ珈琲のカツカリーパンがあります。
コメダ珈琲の食事の例に漏れずなかなかボリューミーですが、新宿中村屋とコラボしたカレーソースとカツの相性がよくて食べごたえと味わいの療法が楽しめます。
…ん、「新宿中村屋」ってなんだ!?
というわけで、当たり前のように出てくるこの東京地名ワードについていけない、そして東京地名×カレーパンされると、もう文字通りお話にならない、というのが我々地方民に課せられた業でございます。
食べログなどのサイトで最上位にある「ここじゃないと食べられない最高のカレーパン」、たとえばブーランジェリー ボヌールのしあわせカレーパンとか、もう幻の存在に等しいんですよね。
そんな「地理的事情による分断」、少しは抗って東京のすごいカレーパンを変わらぬ品質で手に入れる方法はないのでしょうか。
そうだ、カレーパンの冷凍配送だ
そうなってくると出てくるのが遠方への発送をやってくださるお店のカレーパンを選ぶことなんですが、
- 地方配送をやっているところじゃないとそもそも買えない
- 冷凍配送が片手間だと品質に期待できない(本気で地方発送をやってくれてるかわからない)
という2点をクリアして、かつ味に評判があるところじゃないと選択にリスクがありすぎます。
「地方に発送できて」「冷凍時の品質にこだわりがあって」「抜群においしい」カレーパン。そんなものあるんでしょうか。ありました。というかなんとか見つけ出しました。
ベーカリーピカソの「牛肉ゴロゴロカレーパン」
本当に品質の合格点をクリアして地方発送してるのってここしかないんじゃないか、と思ったのが「ベーカリーピカソ 」の牛肉ゴロゴロカレーパン。もうなんか名前の時点で大勝利しています(?)。
いけません、ただの飯テロでした。
それで話を戻すと、先程述べた条件をどのように満たしているか、以下で解説していきますね。
急速冷凍で品質を確保している
まずひとつめが、発送するものに対して「急速冷凍している」というところ。
急速冷凍(瞬間冷凍、ショックフリーザーとも言う)というのは以下のような冷凍手続きをさすのですが、
「食品の品温が30分以内に最大氷結晶生成帯(マイナス5〜マイナス1℃)を通過すること」
(何が違う? 急速冷凍機と瞬間冷凍機とショックフリーザー | 専門家監修の食品冷凍情報サイト「おいしい冷凍研究所」より引用)
そうじゃない緩慢冷凍という方法を使うと端的に言えば不味くなるんですね。これを回避している…言い方を変えると急速冷凍できる冷凍機をちゃんと導入して処理しているというところに、真面目に地方に届けたいという思いを感じます。ここが大事なんです。
さて、これで真面目に地方発送をやろうとしているという熱量が伝わってきました。では肝心の味わいはいかがなのでしょう。
カレーパングランプリ7年連続金賞受賞
ちょっと待ったカレーパングランプリってなんやねんって話ですね。権威のない賞でいくら受賞されても意味がありません。
カレーパングランプリとは、日本カレーパン協会が主催する、言うなれば「日本で一番美味しいカレーパンを決める大会」です。
数字の上では確かにカレーパン業界では中々信用に足るものを持っていて、例えば2023年の大会ですと参加点数134種、標数145,93票、受賞数は59種です(参考: カレーパングランプリ2023結果発表)
ちょっと受賞数多すぎる気もすると思いますが、これは部門分けした上で、1つの「最高金賞」と各5〜9個「金賞」が決まる感じなので、区分けで見ると大量に受賞品種があるわけではないようです。
さて話をもどすと、ベーカリーピカソさんの「牛肉ゴロゴロカレーパン」は歴代最多の7年間常に金賞な強豪カレーパンとのことです。裏を返せば永遠のNo.2なんですが、そんな野暮なツッコミは今はやめておきましょう。レベル的には十分です。
地方でも価格が抑えられている
発送の品質も味の品質も十分そうです。でも、お高いんでしょう?ここが悩みところです。何しろ地方発送、送料の下敷きになってやたら高くつくのが常です。
ところがベーカリーピカソさんは素晴らしいことをやっていまして、なんと北海道・沖縄を除いて送料無料です。こちらの送料ページをご覧になってください。
燦然と輝く「【送料無料】」の文字!北海道・沖縄でも600円なので、かなり良心的です。
普通この手の食品は1,000円くらい覚悟しないといけないので、ベーカリーピカソさんの本気の企業努力が見て取れます。瞬間冷凍のやつも相まって、本当に全国に届けようと頑張っているんだと思います。
このほか、12個入りが5,400円ですので、ひとつあたり450円。この手の名物カレーパンって大体300円〜400円するので、そんなに高価なものではありません。というか、地方配送でこの価格は明らかに破格です。送料も相まってかなりお手軽なラインだと言えます。
むすび
以上のことから、
- 急速冷凍で品質をキープ
- カレーパングランプリの金賞をキープし続ける味わいのレベル
- 送料無料で意外と安いお値段
- 画像が超おいしそう
という具合に地方住まいのカレーパン好きに対して全方位で隙がない「ベーカリーピカソ」さんのカレーパンの紹介でした。 気になったらぜひポチってみてください!