電動歯ブラシも色々あるんですの。
歯並びが悪いので電動歯ブラシが欲しい!
古今東西の歯並びの悪い皆様、ごきげんよう!色々と苦労していらっしゃるでしょうか。
といいつ私は大したことなんですが、それでも犬歯の隣の歯が斜めに生えていたりするので、葉を出して笑うのがちょっと好きじゃなかったり、大きな口を開けて会話するのも気が引けるなぁという状況でございます。
そんな歯並びの悪い勢の中でも特に毎日の由々しき問題となりますのが歯みがきの難易度が非常に高いというところ。
- まっすぐ動かしても曲がって生えている歯を綺麗に磨けない
- ハの字に生えていたりすると物理的に歯ブラシが届かない
- 歯磨き自体に時間がかかるのでしんどい
などなど、色々な苦労があるのではないかと思います。
![](http://dokuiri.com/wp-content/uploads/2023/07/fukidashi-300x300.jpg)
そんな中、科学の力というのは発達しておりますから、手動の歯磨きがこんなんならば電動歯ブラシを使えばなんとかなるんじゃないか?という淡い期待を抱いた方もいらっしゃるかと思います。
以上をふまえて、購入すべき電動歯ブラシを検討してみましょう。
問題: そもそも上手く磨けない
さてさて、そもそも電動歯ブラシを使えばなんとかなるのかという話を確認しておかねばなりません。
そもそも歯並びの悪い勢の歯磨き中の悩みは、さきに申し上げましたとおり「普通に磨いても綺麗にならない」「ブラシが届かない」といった、ブラシの動きやら仕組みに関係ない、物理的な場所や磨き方の問題なのです。
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ここを解決できなければ、いくらブラシ本体が張り切って動作してくれたってどうしようもありませんよね。
そうなってくると、普通の電動歯ブラシでは構造上無理がありそうです。というか、そんな届かないところの歯垢をふっとばす魔法みたいなグッズがあるのかよって話になりますよね。
大丈夫、完璧とまでは言わないにしろある程度ならなんとかなります。見ていきましょう。
音波式の電動歯ブラシにしよう!
電動歯ブラシの仕組みにも色々あるのですが、音波型電動歯ブラシならばここまでに書いてきた問題を解消することがで切ると考えられます。
こちらの国立研究開発法人 科学技術振興機構がまとめた資料の3ページ “c その他”の節から引用しますと、
②音波歯ブラシ
リニアモーターの技術を応用した音波歯ブラシは、1分間に約31,000回の超高速振動をするもので、振幅も従来の往復運動する電動歯ブラシより小さく、約1mmであり、ブラッシング圧がかからない。音波振動は液体中を伝わり、直接ブラシの当たっていない部分(2〜3mm先)のプラークも除去できると考えられている。
「音波振動は液体中を伝わり、直接ブラシの当たっていない部分(2〜3mm先)のプラークも除去できると考えられている。」これですよこれ。届かないなら飛び道具を使えばなんとかなるかもしれないんですよ。
通常の振動式歯ブラシだと、この音波式のような文字通りの離れ業は原理的に不可能なんですが、この通り音波式「ならでは」の特性によって、歯並び悪い勢の奥に挟まっている歯垢も除去できる希望が見えてきます。
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さて、じゃあ音波式の電動歯ブラシを探そう、となったときやっぱり価格も見た目もセールストークもバラバラで何にすれば良いのかわからんという問題があります。
そこで、本記事では通常の通販サイトでは見かけることがない最強の電動歯ブラシであるクラプロックスの音波式電動歯ブラシを紹介します。
クラプロックスの音波式カーボン歯ブラシ
というわけで「クラプロックス」という歯ブラシについて紹介します。これなら比較とかなしに着地できるはずです。
クラプロックス自体はクラデン社というスイスの歯科衛生の会社の1ブランドでして、今回は歯ブラシも紹介しますが歯間ブラシや歯磨き粉なども取り扱っているところです。日本だとライオンが近いでしょうかね。
そんな会社が出している電動歯ブラシなんですが、日本の家電メーカーが出しているそれと比べると色々と型破りなので順番に紹介していきます。
真っ黒のもっちりしたブラシ
まずこちらの商品画像を御覧ください。
真っ黒です。歯ブラシは白いのが普通ですから、ちょっと不安になります。
なのですがこれが真っ黒なのにはちゃんと理由があって、CUREN(クーレン)繊維という特殊なカーボン繊維を使用しているためです。カーボン、つまり炭素繊維なので黒いわけですね。
…って聞いて、今こう思った人もいらっしゃる気がしています。
- 炭素繊維!硬そう!
- 炭素!歯が黒くなりそう!
後者については歯ブラシという商品として売ってるんだからそんなことがあるはずがないのでともかく、 前者の「カーボン繊維は硬いんじゃないか?という話はたしかに気になると思いますが、特に心配はいりません。
動画より:
独自開発されたCUREN繊維です。繊維の毛はナイロンより弾力があり、一本一本が細かいので驚くほどの優しい磨き心地が特徴です。
とのことですから、心配が要るどころか通常の歯ブラシより遥かにソフトであるというのがその特性より見て取れます。
以上のことから、ちょっと怖い真っ黒な見た目をしていますが、普通の歯ブラシ・電動歯ブラシより優しいということがわかります。
42,000回/分の音波振動
これ回数が多いからなんなんだって思うかもしれませんが、確かに洗浄能力にそんなに役に立っているかというとよくわからない気がしています。
じゃあ何が良いかと言うと、私が考えるに静かさじゃないか?と思っています。
一般に電器店などで売っている音波式歯ブラシの振動回数は20,000〜30,000回/分の周辺、振動式となるとそれよりもっと低くなります。他方クラプロックスは42,000回/分の振動です。
ところで、人間が一般に聞き取れる音域というのは高くても20,000Hzに届かないくらいと言われています。
ということは、モーターの駆動音や筐体の共振は抜くにしても、ブラシの動作に関して不快な音が混ざらないのは、より高い振動数の歯ブラシになるのではないか?と何となく思いました。
![](http://dokuiri.com/wp-content/uploads/2023/07/fukidashi-300x300.jpg)
コレばっかりは検証したわけではないので仮説なのですが、使っててうるさくないならばそれに越したことはありませんよね。
というか、以前安い振動式の歯ブラシ使ってたことがあったんですが、ブラシ周辺から「ガー」って音がしてて気になった記憶があります。そんなところから想像してみました。
充電が楽で電池持ちがよい
さて、この手のハイスペック電動歯ブラシによくあるのが巨体とか電池がすぐ死ぬ上に充電が面倒で時間かかるというアレです。
ですがクラブロックスに関して心配なさそうです。製品スペック上
- 4分の充電で約2週間(連続60分)使用できる
- USB充電
- 専用ケースつき
となっていますので、充電そのものが煩わしくなることはないと言えます。ただし「USB充電」ってことは普通のコンセントではない何かにつながないといけない、あるいはUSB充電器が別途必要ということになりそうですので、そこは注意が必要です。
電源ONもスイッチの長押しなので洗面台でウイーン!って暴発するアレも防ぐことができます。
でも、お高いんでしょう?
高いですよ!!ブラシ面や充電でここまで創意工夫が詰まった商品が安いわけないじゃないですか。
じゃあいくらするのかというと、23,000円しないくらいです。
これが高いのか安いのかというのを確認するためにAmazonで比較してみましょう。
たとえばブラウンのオーラルBが22,000円くらい。
パナソニックのドルツが19,000円くらい。
そう、電動歯ブラシのハイグレードモデルは2万円代前半なんですよ。よってクラプロックスが特別高額というわけではありません。
以上のことを踏まえると、これだけユニークな機能とかっこいいデザインを兼ね備えた電動歯ブラシはなかなか見かけないので、検討の余地があるのではないでしょうか。
むすび
長くなりました、クラプロックスというおもしろい電動歯ブラシがあったのでその紹介でした。
この手の家電にありがちな「何が違うのかよく分からん!」を独自の真っ黒ブラシで一点突破してきたその立ち位置はユニークで支持できるなぁと思いました。もし興味ありましたら、下記リンクから飛ぶとおまけがもらえるようですので試してみてください。